Signature Product of the Month | vol.4 | Pico Wood

Pico Wood

Signature Product = LOGAN atelierのトレードマークとして、自信を持って皆さんにお届けできるデザイン家具をご紹介していく特集。vol.4は、イタリア発のブランドSculptures Jeuxから近年発表されたの『Pico Wood(ピコウッド)』。スカンジナビアテイストを取り入れたヴィンテージテーブルですが、イタリアンモダンな様相もしっかりとあり大変洗練された使い勝手の良い1点となっています。

Sculptures Jeuxと言えばイタリアでもサステナブルに強い関心を持つブランドとして知られていますが、Picoも違わずにFSC認証素材・製造工程・太陽エネルギー、そしてそのシンプルさがゆえのマルチ用途=ロングライフ家具としてのポテンシャルを感じずにはいられないテーブルです。ディテールを知るほどに見惚れてしまうその丁寧な作りにも是非ご注目ください。




——まずは今回特集させていただくPico Woodのデザイナーさんについて伺っていっても宜しいでしょうか。

『Pico』コレクションは、イタリア家具部門のデザイナー兼アートダイレクターであるRoberto BarazzuolとCristian Malisanによってデザインされました。彼らの作品の多くは北欧デザインにインスパイヤされており、本作品も同様です。




——北欧インスパイヤのイタリアンモダンな家具、ということですね。日本の製品はいかがですか?どのような印象をお持ちでしょうか。

日本のデザイン製品は大好きですね。世界デザイン文化の歴史を作ったイサム・ノグチなどは言うまでもなく代表的でしょう。日本の製品は、「禅」と呼ばれる精神と形式的な本質によって他国のデザインとは一線を画しますからね。




——なるほど。海外のデザイナーさんとお話しする機会が増えると、やはりイサム・ノグチさんは偉大だなと改めて感じる事が多いですね。『Pico Wood』のデザインコンセプトと開発秘話があれば教えてください。それとこのPicoというのは結構キャッチ‐なのですが由来があれば教えて欲しいです。

写真 Picoという名前は、この製品の素晴らしくもフレンドリーな側面を表現する意図でつけました。ご家庭で使いやすいマルチサイズのテーブルにデザインされていますしね。

Pico Woodも当然そうなのですが、全般的に利便性に優れていながらも造りはシンプルなデザインが多いでしょうか。それとロングライフ、サステナブルという観点では強い想いがあります。それは素材から工程、エネルギーの選択、そして多用途のデザインという点までSculptures Jeuxというブランドにおいて常に一貫しています。

そもそもはヴィンテージでレトロなコレクションを企画するDejavu Homeというプロジェクトがあったのですが、Picoはその中でも特にスカンジナビアのテイストを強めに出した作品として誕生しました。

テーブルトップに対して交錯する3本の脚は、コーヒーテーブルとして椅子と併せてご利用いただくことも想定してデザインされており、またテーブルとしての重量も取扱いやすいように設定していますのでその点とのバランスも考慮して樹種(カラー)の選定もしました。本質的な軽やかさを表現しながらも、しっかりと動きをだせているデザインになったのではないでしょうか。

色と素材については、顧客の皆さんに色彩の調和を自由に解釈してトータルコーディネートしていただけるようにカラーパレットをご用意しています。ご要望に合わせてカスタマイズも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。細かい点までカスタマイズできるという点もロングライフという観点からは大切です。




——Sculptures Jeuxのサステナブルな活動は目を見張るものがあります。ご興味ある方は各デザイナーのプロフィール紹介文を是非ご一読いただけたらと思います。 Pico製品化のプロセスの中で、もっとも大切にした部分、ないしは留意した点などありますでしょうか。そして日本の皆さんに特に見て、感じてもらいたいポイントがあれば伺わせてください。

そのプロポーションとディテールに最も多くの注意を払いました。テーパードシェープの脚が美しい三角形を構成するようデザインした点などもオリジナリティの1つでPicoを特別なテーブルとしてくれている所以です。

皆さんに見て頂きたいのは、シンプルさと実用性の両面。またそれと同時に、上品であり優雅なフォルムでしょうか。 




——LOGAN atelierで取り扱っているPico Woodを含め、Pico全体では様々なカラーパレットを展開されていますが、個人的に一番推しているカラー/仕様はありますか。

もちろん全仕様(カラー)、全サイズお勧めですね。ただ文化的背景もあり、日本市場で特に受け入れやすいのはPico Woodのシリーズだと思います。もしこれをご覧になっている方がWood以外のカラーパレットをお探しでしたら是非一度お問い合わせください。

写真 写真




——イタリアモダンなどは分かり易く定義づけがありますが、ご自身の作品でなにか “イタリアらしさ“というのは意識されたりしますか。

この製品は前述の通りにスカンジナビアデザインの北欧文化にも触発されていますが、いわば、芸術とデザインの歴史から受け継がれているイタリア的な感覚と文化によってフィルタリングされていますのでそういう意味ではイタリアらしいデザインであると言えると思います。




——それでは、最後に日本の皆さんになにか一言あればお願いします。

この無駄を省き洗練されたオブジェクトは見る人すべてに自由な感性で解釈をする余地を与えてくれます。日本の消費者の皆さんならその生まれながらに有する和の感性で、このPico Woodの本質をしっかりと捉えてくださると、そう信じています。



[製品情報]
大きさの異なる3サイズ、各3色展開。3点セットのPico Familyがお買い求めやすくなっています。
Ø50 x H45 Oak | Anthracite Stained Oak - 57,800 yen
Ø50 x H45 American Walnut - 60,500 yen
Ø60 x H40 Oak | Anthracite Stained Oak - 62,200 yen
Ø60 x H40 American Walnut - 65,000 yen
Ø70 x H30 Oak | Anthracite Stained Oak - 68,500 yen
Ø70 x H30 American Walnut - 71,600 yen
Pico FAMILY Oak | Anthracite Stained Oak - 162,400 yen
Pico FAMILY American Walnut - 170,400 yen




写真 Roberto BarazzuolとCristian Malisan
プロダクトデザイナー
デザインの歴史文化と視覚芸術に対する強い熱意が2人を引き寄せデザインチームを結成。2010年にアートディレクション、ビジュアル、展示、製品デザインを主とするスタジオを立ち上げ、製品やグラフィックだけでなく、画像、テキスタイル、レイアウト、並び思考できるすべてのものを対象にデザイン業務を行う。



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